インテル Xeon W プロセッサーはエンタープライズ向けであるインテル Xeon スケーラブル・プロセッサーのシリコンを転用し、ハイエンドデスクトップ(HEDT)、ワークステーション向けに設定されたプロセッサーです。
1ソケットのみ対応となる代わりにコア数とPCIeのレーン数が多く、高い負荷をある程度長く安定して稼働させたい用途である、3D レンダリングや3D CAD、シミュレーション、AIやデータサイエンスなど、プロフェッショナル向けプロセッサーとして強力なパフォーマンスを発揮します。
Xeon W-2500(Sapphire Rapids Refresh)プロセッサーは、最大26コアの「w7-2595X」を筆頭に7SKUが用意され、前世代より最大コア数とL3キャッシュが増加。メモリは4チャネルのDDR5-4800 RDIMMに対応し、最大2TBまで搭載可能。PCI Express 5.0をサポートし最大64レーンを備えます。
また、第3世代Intel Deep Learning BoostとAVX-512をサポートし、AI学習および推論性能が強化されAI開発のワークロードにおいてパフォーマンスが最大26%向上。ネットワークはWi-Fi 6Eに対応。Intel vPro Enterprise Technologyにより、ハードウェア強化セキュリティ機能やファームウェアバージョン管理、リモート管理機能を提供し、企業環境へのシステム導入を容易にします。
| W7-2500 | W5-2500 | W3-2500 | |
|---|---|---|---|
| 最大コア数 | 26(26P+0E) | 18(18P+0E) | 10(10P+0E) |
| ハイパースレッディング・テクノロジー | YES | ||
| 最大スレッド数 | 52 | 36 | 20 |
| 最大L3キャッシュ | 48.75MB | 37.5MB | 26.25MB |
| 最大基本周波数 | 3GHz | 3.5GHz | |
| 最大ブーストクロック | 4.8GHz | ||
| CPU PCIe 5.0レーン | 64 | ||
| 最大メモリー速度 | DDR5 4800MT/s | DDR5 4400MT/s | |
| ECCメモリ | YES | ||
| メモリチャネル | 4 | ||
| 最大メモリ | 2TB | ||
| プロセッサーのベース電力(PBP) | 最大250W | 最大240W | 最大185W |
| 最大ターボ電力 | 最大300W | 最大288W | 最大222W |
| Intel vPro® Enterprise テクノロジー | YES | ||
| インテル® ブート・ガード | YES | ||
| インテル® プラットフォーム・トラスト・テクノロジー | YES | ||
| インテル® ディープラーニング・ブースト | YES | ||
| インテル® データ・ストリーミング・アクセラレーター (インテル® DSA) |
YES | ||
| インテル® アドバンスト・マトリクス・エクステンション (インテル® AMX) |
YES | ||
| インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 2 (インテル® AVX2) |
YES | ||
| インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) |
YES | ||
| インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) FMA ユニット |
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