インテル Xeon W プロセッサーはエンタープライズ向けであるインテル Xeon スケーラブル・プロセッサーのシリコンを転用し、ハイエンドデスクトップ(HEDT)、ワークステーション向けに設定されたプロセッサーです。
1ソケットのみ対応となる代わりにコア数とPCIeのレーン数が多く、高い負荷をある程度長く安定して稼働させたい用途である、3D レンダリングや3D CAD、シミュレーション、AIやデータサイエンスなど、プロフェッショナル向けプロセッサーとして強力なパフォーマンスを発揮します。
Xeon W-3500(Sapphire Rapids Refresh)プロセッサーは、最大60コアの「Xeon W9-3595X」を筆頭に7SKUが用意され、前世代より最大コア数とL3キャッシュが増加。メモリは8チャネルのDDR5-4800 RDIMMに対応し、最大4TBまで搭載可能。PCI Express 5.0をサポートし最大112レーンを備えます。
また、第3世代Intel Deep Learning BoostとAVX-512をサポートし、AI学習および推論性能が強化されAI開発のワークロードにおいてパフォーマンスが最大26%向上。ネットワークはWi-Fi 6Eに対応。Intel vPro Enterprise Technologyにより、ハードウェア強化セキュリティ機能やファームウェアバージョン管理、リモート管理機能を提供し、企業環境へのシステム導入を容易にします。
W9-3500 | W7-3500 | W5-3500 | |
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最大コア数 | 60(60P+0E) | 32(32P+0E) | 20(20P+0E) |
ハイパースレッディング・テクノロジー | YES | ||
最大スレッド数 | 120 | 64 | 40 |
最大L3キャッシュ | 112.5MB | 82.5MB | 52.5MB |
最大基本周波数 | 2.2GHz | 2.7GHz | 3.2GHz |
最大ブーストクロック | 4.8GHz | ||
CPU PCIe 5.0レーン | 112 | ||
最大メモリー速度 | DDR5 4800MT/s | ||
ECCメモリ | YES | ||
メモリチャネル | 8 | ||
最大メモリ | 4TB | ||
プロセッサーのベース電力(PBP) | 最大385W | 最大335W | 最大300W |
最大ターボ電力 | 最大462W | 最大402W | 最大360W |
Intel vPro® Enterprise テクノロジー | YES | ||
インテル® ブート・ガード | YES | ||
インテル® プラットフォーム・トラスト・テクノロジー | YES | ||
インテル® ディープラーニング・ブースト | YES | ||
インテル® データ・ストリーミング・アクセラレーター (インテル® DSA) |
YES | ||
インテル® アドバンスト・マトリクス・エクステンション (インテル® AMX) |
YES | ||
インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 2 (インテル® AVX2) |
YES | ||
インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) |
YES | ||
インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) FMA ユニット |
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