「インテル® Xeon® 6 プロセッサー」は「第5世代 Xeon スケーラブル・プロセッサー」の直接の後継となる新しいデータセンター向けプロセッサーです。従来の「世代名+スケーラブル」の名称を廃止し、Xeonの後に世代名を意味する数字をナンバリングした「Xeon 6 プロセッサ」へリブランドされました。
「インテル® Xeon® 6 6700E プロセッサー」は、クラウドサービスや高密度のワークロード向けにワットパフォーマンスを最適化したEコア(Efficient-core 開発コードネーム:Sierra Forest)で構成され、電力効率が従来の製品に比べて大幅に改善されています。また、「インテル® Xeon® 6 6700E プロセッサー」で使用されるパッケージは比較的小型のLGA4710が用意されており、「インテル® Xeon® 6 6900 プロセッサー」とはCPUソケットが異なります。
ワークロード | Efficient-core ワットあたりのパフォーマンスを最適化 |
||
---|---|---|---|
HPC | |||
ウェブ & マイクロサービス |
クラウドネイティブ | コンシューマー向け デジタルサービス |
アプリケーション DevOps |
データベース & 分析 |
非構造化 データベース |
スケールアウト分析 | |
AI | |||
インフラ & ストレージ |
ストレージ | ||
ネットワーキング | ネットワーク マイクロサービス |
クラウドネイティブ CDN |
5G コア |
エッジ | 仮想保護リレー |
電力効率に優れた高効率コアを搭載
「Xeon 6 6700E」は電力効率に優れたEコアを採用した高効率コアを搭載。1CPUで最大144コアというコア数を実現し、高密度なサーバーを構築することが可能で、第2世代 Xeonと比較して性能は2.6倍、電力効率は4.2倍となり、同等の性能に必要なラック数は3分の1になることで電力の節約、CO2排出量の削減に大幅に貢献します。
また、インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 2(インテル® AVX2)と、ベクトル・ニューラル・ネットワーク命令(VNNI)やBF16/FP16用の高速変換といった新しい拡張機能により、AI推論とベクトル指向の演算処理に適応します。
製品名 | 6700E |
---|---|
開発コードネーム | Sierra Forest |
パッケージ | LGA4710 |
CPUコア | Eコア(高効率コア) |
最大コア数 | 144 |
マルチスレッド | N/A |
対応ソケット数 | 1,2 |
最大TDP | 330W |
メモリチャネル | 8チャネル |
MCR DIMM対応 | N/A |
対応メモリ | DDR5-6400 RDIMM |
PCIe/CXL | PCIe 5.0 88レーン *1S=最大136レーン CXL 2.0 |
UPI 2.0 リンク | 4 |
UPI 速度 | 24GT/s |