AMD EPYC™ 9005 シリーズ・プロセッサーの取り扱い開始
AMD(本社:アメリカ)、 サーバ/データセンター向けCPU「AMD EPYC 9005シリーズ・プロセッサー」の取り扱いを開始します。
「AMD EPYC 9005シリーズ・プロセッサー(Turin)」はAMDのデータセンター向けプロセッサーである「EPYC シリーズ」の第5世代となります。CPUのアーキテクチャは最新のZen 5世代に強化され「Zen 5」はTSMCの4nm、「Zen 5c」はTSMCの3nmでそれぞれ製造され、前者は最大128コア、後者は192コアの製品が用意されています。Zen 4からの改良によりエンタープライズやクラウド向けで最大17%、HPCやAI向けで最大37%ほど向上しています。
Zen 5とZen 5cの違いはCPUコアあたりのL3キャッシュ容量であり、Zen 5が1コアあたり4MB、Zen 5cは1コアあたり2MBとなります。
また、前世代同様「SP5ソケット」を採用しており、BIOSやファームウエアのアップデートは必要となるものの、前世代と互換性を有しており既存システムでの利用が可能です。
最大コア数は192コアとなり、SKUにより最大周波数は5GHzに達します。メモリは最大12チャンネルで、DDR5-6000まで対応。2ソケットでは160レーンまでのPCI Express 5.0に対応しているほか、CXL 2.0にも対応しています。
「AMD EPYC 9005シリーズ・プロセッサー(Turin)」はデータセンター、クラウド、AIのワークロードを高速化し、エンタープライズ・コンピューティングのパフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。
これにより既存のサーバーより非常に高いパフォーマンスを発揮し消費電力とサーバー設置数を削減させることが可能で、運用コストやエネルギー効率の向上が期待できます。
詳しくは下記よりお問い合わせください。
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リリース年 | 2024年 | 2023年/2022年 | 2021年 | 2019年 | 2017年 |
コードネーム | Turin | Bergamo/Genoa/Genoa-X | Milan | Rome | Naples |
アーキテクチャ | Zen5c/Zen5 | Zen4c/Zen4 | Zen3 | Zen2 | Zen |
製造プロセスルール | 3nm/4nm | 5nm | 7nm | 7nm | 14nm |
最大CPUコア | 192/128 | 128/96 | 64 | 64 | 32 |
CPUソケット | SP5 | SP5 | SP3 | SP3 | SP3 |
Infinity Fabric | – | 18GT/秒 | 18GT/秒 | 18GT/秒 | 10.7GT/秒 |
ソケット数 | 1 / 2 | 1 / 2 | 1 / 2 | 1 / 2 | 1 / 2 |
メモリ | DDR5-6000 | DDR5-4800 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-2666 |
メモリチャネル | 12 | 12 | 8 | 8 | 8 |
最大メモリ | 6TB | 6TB | 4TB | 4TB | 2TB |
PCI Express | Gen5 128レーン(1ソケット) Gen5 160レーン(2ソケット) |
Gen5 160レーン | Gen4 128レーン | Gen4 128レーン | Gen3 128レーン |