Windows Server IoT 2025 for Storageの取り扱い開始
マイクロソフト(本社:アメリカ)「Windows Server IoT 2025 for Storage」の取り扱いを開始します。
「Windows Server 2025」をベースとした「Windows Server IoT 2025 for Storage」はストレージ用途向けのOSで、最新規格による高度なセキュリティでファイルサーバーを構築できます。
高機能NASとして運用が可能なほか、標準構成のままで遠隔地へのバックアップや、Fibre Channel HBAを追加してSAN(Storage Area Network)に接続等、総合的なストレージ統合ソリューションを提供します。また、Windows OS、Windows Server IoT for Storageがサポートする SMB3.11プロトコルをサポートすることにより、パフォーマンスが向上しています。
詳しくは下記よりお問い合わせください。
お問い合わせフォームストレージ運用管理の効率化
クォータ管理、データ重複除去、ファイルスクリーニング、スナップショットなど、ストレージの効率的な運用管理を実現する高度な機能を有しています。
クォータ管理

共有フォルダ単位で使用容量を制限し、その制限を越えたファイルの書込みを制限することできます。制限に達する場合にファイル保存が行えない設定(ハードクォータ)と、通知が送信されますがファイル保存は行える設定(ソフトクォータ)があります。
データ重複除去

データ重複除去はデータの忠実性や完全性を損なうことなく冗長性を最適化しデータ ストレージ コストの影響を軽減します。ボリューム上の重複しているファイルを検索、データを検査し空き領域を最適化します。データセットの重複する部分は1度だけ保存され、節減のために必要に応じて圧縮されます。 ※Standard Editionのみ対応
ファイルスクリーンの管理

フォルダやボリューム毎に、保存を制限するファイル形式を指定することができます。あらかじめ、イメージファイル、オーディオとビデオ、実行形式ファイルなどのファイルグループが用意されており、複数の拡張子を一括して指定できます。また、指定したグループに例外を設定したり、任意の拡張子を追加したり、きめ細かく、柔軟な設定を行えます。通知機能やログの記録にも対応し、ストレージ使用状況の把握に役立てることが可能です。
ボリューム シャドウ コピーサービス(スナップショット機能)

ボリューム・シャドウ・コピーは、ある特定時点での瞬間的なファイルやデータの状態を記録する機能です(スナップショット)。 スナップショットはバックアップデータそのものではなく、バックアップ対象のファイルやデータへのリンク情報であるため、大量のデータであっても小さな格納領域に保存できるとともに、スナップショットの作成にもあまり時間がかかりません。従来方式のバックアップでは、オープン中のファイルや、ロック中のファイルは正しくバックアップできず、夜間や休日にシステムを停止してバックアップを行うことが一般的でした。しかし、ボリューム・シャドウ・コピーでは、いったんスナップショット(シャドウ・コピー)を作成して、そのスナップショットをバックアップするので、システムを稼働させたままバックアップを行うこと(オンライン・バックアップ)が可能となります。また、共有フォルダのシャドウコピーにより、誤って削除または更新してしまっても、その時点のシャドウコピーから復元することができます。
レプリケーション機能(DFS対応)

分散ファイルシステム(DFS)対応のレプリケーションソフトウェアが搭載されており、リアルタイムまたはスケジュールによるレプリケーションが可能です。DFSレプリケーション(DFS-R)は、ファイルサーバを同期する際の拡張性と処理効率に優れており、レプリケーション構成のスケジュール設定や調整、複数のレプリケーショントポロジのサポートやRDC(Remote Differential Compression)の使用などによりWANの効率を上げています。例えば、本社と支店に置いたNAS間でコンテンツを同期させたり、複数のNAS間でコンテンツをコピーしたりといった使い方ができます。また、クライアントからネットワーク上の仮想的なフォルダがある名前空間にアクセスするよう設定しておくと、1台のNASに障害があった場合でもクライアントの設定変更なしに代替NASへ自動切替が可能となります。WAN接続でエラーが発生してもデータはローカルに格納され、WAN 接続が再び利用できるようになると転送されます。
優れた相互運用性
主要ネットワークプロトコルやiSCSIのサポートにより、優れた相互運用性を実現しています。
異種プラットフォームの主要なプロトコルをサポート
SMB/CIFS(Windows)、NFS(UNIX/Linux)、FTP、HTTPなど各主要ネットワークファイルプロトコルを サポートします。尚、Windows Server IoT for Storage 2016ではSMB3.11がサポートされ、同プロトコルを サポートする端末間(Windows Server 2016,Windows 10)ではパフォーマンスが改善されています。
iSCSIサポート
iSCSIプロトコルをサポートすることで、IPネットワークをベースに構築されたSANシステムに対応します。
ReFS (Resilient File System)
Windows Server 2012から新しく導入されたファイルシステム「ReFS(Resilient File System)」をサポート。従来のNTFSに比べ大容量ボリュームのサポートや信頼性の向上、障害からの復旧能力が向上しています。
クライアントアクセスライセンスが不要

クライアントからのアクセス権が無制限で利用可能です。